本
青島矢一ほか『はじめての経営学 経営学入門』
2023年8月20日 本
建設業許可で毎年、決算後に提出が義務付けられている決算報告。事業報告書は、毎期、同じ文面を丸写し、という事業者が少なくないようです。損益と資金繰りの状況を確認するだけでも、それなりに有意義な情報を拾えます。近年は、新型コ …
田中大介『ネットワークシティ 現代インフラの社会学』
2023年8月19日 本
街角に置いてあるピアノを見かけると、どのような人たちが、何を考えて、このピアノをここに置いたのだろう、と思う。周囲の商店街とか、行き交う人々の様子とか、自分なりに考えながら、可能な限り、その場その時の雰囲気に合う曲、少な …
小林秀雄×岡潔 『人間の建設』
2023年7月21日 本
対談なので、リキんで読む必要も無いと思うけれど、論理や知性に対して、情緒の大切さを自由に議論している。情緒は、自分が本当に信じるところ、それは論理や知性によっては説得し得ないのだと。ただ、社会の現状を見ると、より論理的で …
矢崎 成俊『大学数学の教則』
2023年7月15日 本
私の誤解ですが、高校数学は直感的で、そこを論理で詰めるのが大学からの数学だと、長いこと思っていました。直感は大切だけれど、時にアテにならなくて、とくに無限のような、人間の常識的感覚があてはまらない領域は、論理を積み上げて …
中国人が日本を買う理由
2023年6月2日 本
この30年間で、日本は物価が上がらず、給料も上がらない国になってしまったと嘆きの記事が溢れ返る。では、これからどうするのか?以前のように24時間闘う日本に戻るか?いやいや、それは労働法制的に、絶対ムリ。東アジア経済圏とい …
日本水商売協会 -コロナ禍の「夜の街」を支えて
2023年5月29日 本
以前、『設例で学ぶ行政法の基礎』を読んだ時、“法律による行政の原理”がありました。いかなる行政活動も、法律の決めた範囲内でしか動くことはできない、という、行政法の基本原理です。この基本原理が、環境法の世界では、なかなかう …
設例で学ぶ行政法の基礎
2023年5月24日 本
産業廃棄物処分場の申請を例として、行政法の概略を説明した本です。行政法という法律はありません。行政活動に関する様々な法律すべてと、その裁判例の集積からエッセンスを抽出して行政法というタイトルの本は書かれます。だから行政法 …
神田秀樹 会社法入門
2023年5月17日 本
法律の本は、正直、読むのが面倒くさいです。参照すべき条文番号とか、告示、通達のタイトルとか、そんなものが文の途中にゴロゴロ挿入されていて、読んでいるうちに主題が何だったか、わからなくなる。慣れると、ある程度、スキップして …
『国境を開こう!移民の倫理と経済学』
2023年1月31日 本
アメリカの閉鎖的な移民政策について、問題点と基本的な考え方を示した本。読み進むと、日本の状況とも共通点が多いことがわかる。世界の中でも日本はことさら移民に消極的と言われているけれど、日本で仕事に就いている外国人は決して少 …
イアン・ブレマー『危機の地政学』
2023年1月9日 本
Eurasia Groupが年始に発表するTop 10 Risksが、今年も日本のマスコミで取り上げられた。取扱いは、10項目のタイトルをサラッと眺める程度で、淡泊だったけれど、昨年、リリースされたイアン・ブレマー氏の『 …