外国人の在留資格については、今年、大幅な見直しが進みそうです。

政府の方針として、
(1)帰化の厳格化
(2)在留資格審査の運用の厳格化
(3)国民健康保険料、医療費などの運用適正化
などが打ち出されています。

これを受けて、「帰化」は、居住要件が現状の「5年以上」から「10年以上」に変更される見通しです。

在留資格については、「永住」は、審査要件として、日本語能力の追加や、在留資格を切り替える前の在留期間を「最長の期間」にすること、などが検討されています。社会保険料の納付状況なども厳格に審査されるでしょう。

就労系の在留資格では、不法就労が横行している実態を踏まえ、次のような見直しが検討されています。

「技術・人文知識・国際業務」は、専門性の裏付けが必要な業務に関する在留資格です。単純労働への就労を防止する仕組みが検討されています。

「留学生」は、不法就労を防止するため、アルバイトの許可について、新しい方式が採用される見通しです。

技能実習制度に変わる「育成就労」制度は、2027年4月に始まります。受入方針は、2028年度までに育成就労42万6200人です。

なお、在留資格の更新、変更にかかる手数料も、2026年度に引上げられる方針です。2025年4月1日に引上げられたばかりですが、現行6000円から4万円程度で、金額は在留期間により変わります。

令和7年の改正

参考までに、令和7年は、育成就労制度の創設、「経営・管理」許可基準の見直し、永住許可制度の適正化、マイナンバーカードと在留カードの一体化などが改正されました。

内容 施行時期
1 育成就労制度の創設 育成就労制度 2027年4月開始
2 「経営・管理」許可基準の見直し 在留資格「経営・管理」に係る上陸基準省令等の改正について 2025年10月16日施行済
3 永住許可制度の適正化 永住許可制度の適正化について 2027年4月開始
4 マイナンバーカードと在留カードの一体化 改正法の概要 令和8年6月14日運用開始

関連情報

出入国在留管理庁:育成就労制度