建設ＣＵＳ、マイナンバー連携の検討開始

国土交通省が、建設キャリアアップシステムとマイナンバーカードの連携に向けた検討に着手する。

マイナンバー制度は、建設キャリアアップシステム（国土交通省）、技能講習終了データベース（厚生労働省）、入国管理データベース（法務省）と連携する予定。

１３日に閣議決定した２０１９年度補正予算では、「マイナンバーカード・マイナポータルと建設キャリアアップシステムの連携推進」のための経費として４億円が計上された。
その内訳は次の通り。

・システム改修費用（建設ＣＵＳシステムのセキュリティ強化、外国人の在留資格情報などの情報項目追加）
・事業可能性調査（連携により具体的にどのような効率化が可能か）

外国人就労者の管理については

現状	外国人現場入退場届出の提出を受けて、書類での確認を元請事業者が実施
建設ＣＵＳ改修後	建設キャリアアップシステムを活用して現場レベルで外国人労働者の適正な就労・在留のチェックを効率的に実施

将来的にはマイナポータルを通じて、国管理データベースと連携させることで効率的な適正就労管理を実現する。当面は、２０年度から運用を開始する国交省の外国人適正就労監理システムと建設キャリアアップシステムで情報共有を図る方針。

詳細

建設通信新聞　２０１９年１２月２０日