建設業分野の特定技能対象11職種のうち、「土工」について、24日、国土交通省と関係団体とのあいだで意見交換。人力、機械などによる掘削や埋め戻し、盛り土など基本的な土工業務に加えて、資機材・土砂の搬入・運搬、足場の組立・解体、薬品の散布・混合といった関連業務もこなす汎用(はんよう)性の高い多能工的な役割を求める方向で認識を共有した。

「土工」は、外国人の技能実習を行っていないため、来年2月に実施する海外試験の合格者が初の受け入れ人材となる。今後は、『特定の分野に係る特定技能外国人受入れに関する運用要領-建設分野の基準について-』で定められている土工の業務内容などについて、7月中に意見を受け付け、方向性を決める。あわせて、建設技能人材機構(JAC)の非会員で受入れ希望の団体に対して、加入を呼び掛けた。

詳細:建設通信新聞 2019年7月25日