令和元年版 国土交通白書が7月2日にリリースされました。

第I部は、平成時代の流れと国土交通政策の概観です。“日本人の感性(美意識)”の観点から、アートまで言及していて、時代や、テーマ選択が幅広いです。その中で、第I部第2章第2節は、最近の国土交通政策を概観するキーワードを多く含んでいます。

第I部 新しい時代に応える国土交通政策~技術の進歩と日本人の感性(美意識)を活かして
第2章 これまでの国土交通政策の変化
第2節 日本人の感性(美意識)を踏まえた変化

平成の時代に「日本人の感性(美意識)」は、心の豊かさを重視するなどの変化をしてきた。それが、国土交通政策にも影響し、歴史・文化・自然を重視するなどの、新しい動きにつながった、と分析しています。

(1)文化・歴史の振興に向けた変化
・歴史・文化を活かしたまちづくりの推進
・日本の歴史・文化を反映した空間の活用
・歴史的・文化的価値のある公共建築物の維持・保全と保存・活用
・我が国における多様な文化の発展(アイヌ施策の推進)(民族共生象徴空間(ウポポイ))
(2)官民が一体となった集う空間・優しい空間づくり(つながりの創出)
集う空間
・都市公園における官民連携の推進(南池袋公園、PFI)
・プロジェクションマッピング等による集う空間づくり(ナイトタイムエコノミー、条例ガイドライン)
優しい空間づくり
(3)自然との調和に向けた変化
・多自然型川づくりの推進(河川管理)
・都市緑化の推進
・エコツーリズム等の推進

詳細: 令和元年版 国土交通白書