大手ゼネコン4社の第1四半期決算が出揃った。
各社の四半期報告書に記載されている新型コロナウイルス感染症の影響は次の通り。

大林組 情報管理体制の強化。テレワークが常態化したことで、パソコンの社外利用、社外からの情報資源へのアクセスなどに伴う新しいリスクへの対応を強化。
鹿島
  • 新型コロナウイルス感染症の影響による国内外の建設需要やニーズの変化に対して注視が必要な状況。
  • 建設現場の一時閉鎖、ホテル等運営事業の稼働率低下等あったが、業績への影響は軽微。
清水建設
  • 新型コロナウイルス感染症拡大の影響による工事代金の入金遅延等の不測の事態に引き続き備え。
  • 収束時期が不透明かつ今後、感染拡大防止に向けての再度大規模対策も想定し、工事進行基準の見積り、固定資産の減損等の会計上への見積りを実施。
  • 感染症拡大防止のため、一次閉所した現場作業員への休業補償等を「感染症関連損失」として特別損失に計上。
大成建設 民間設備投資や民間住宅投資は弱含み。先行き不透明な状況。