「平成30年度技能実習制度に関する調査」の結果が掲載されました。
調査 | 対象数 | 有効回答数 | 回収率 |
帰国後技能実習生フォローアップ調査(対象は技能実習生) | 19,468人 | 5,257人 | 27.0% |
帰国後技能実習生に対する支援実態等調査(対象は管理団体等) | 2,072団体 | 1,545団体 | 74.6% |
詳細:外国人技能実習機構
<コメント>
技能実習生と管理団体等とで、回収率が真逆です。
回答があった技能実習生は、98.2%が、「技能実習期間を通じて学んだことが役に立った」と回答しています。
81.5%が「保証金当はない」と回答しており、保証金等を預けた回答者も、72.8%が「全部返還された」と回答しています。
日常的に見かける技能実習生に関する問題報道から考えると、有効回答が得られた集団は、比較的、好条件に恵まれた技能実習生と考えられます。
そのような彼らでさえ、在留中の問題として挙げた上位3項目は次の通り。
- 家族と離れて寂しかった
- 残業が少ない
- 仕事が厳しい(きつい)
以上の点は、技能実習生を受け入れている事業者としては、細心の注意を払う必要があるでしょう。